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え、すごない?

 え? え?  すごない? これすごない??

 こんなに安定して抜群に面白い映画がぽんぽん出てくるってほんまなんなのMCU…怖いわ。

 それにしてもあのエンドゲームの後に、どんな戦いならうちら満足すんねやろ、とか思ってたけど、全然杞憂で笑った。ひとつには、トニーの犠牲を、私たち皆が、ピーターやあの世界の住人と同じように、悼んで悲しんで喪失感にさいなまれたあとだから、なんかスッとはいれたよね…。

 それにしてもこの監督何者?! と思ったら、『コップ・カー』の監督?! へー! でもまだそんな本数とってないんですね。すごいですね…。

 公開初日だったので、皆世界最速観に来てるわけで、右も左も前も後ろも、たまたま大作観に来たとかじゃなく、過去作との繋がりとかについて語り合ってて、アベンジャーズ好きな人たちいっぱいで、それもんか嬉しかった…。
 口々に言い合ってる感想の中に、「傲慢だった時代のトニーさんの負の遺産が…」って感想が漏れ聞こえてw まああれシビルウォーの頃ってそんな前でもないんですけどww ああーみんな同じこと思ってるwwって思った私も思ったトニーが「彼に全て託した」ってそういう意味かよーwwwって思った!!www

 ホムカミも120点だったし今回も120点だったよそんなことってある?? ホムカミのいいとこの1つはメンターたるアイアンマンのかっこいいところだし、悪いところは、悪いところも、アイアンマンがかっこいいところだったかもしれないとは思ってる。「スパイダーマン」なのにアイアンマンがかっこいいんだよ。
でも今回は完全なる単体主人公スパイダーマンで、シビルウォーのときのピーターを思い出してみて、今作のピーターを振り返ってみると、ほんっとに一人前のヒーローになったなあって。シビルウォーのころは、聡明で有能な、極めて素質のある、でもただ少年だったのが、今もうこんな頼り甲斐のあるヒーロー…。

 どこへいってもトニーさんの面影があって悲しい気持ちを揺り起こされるのは、ここしばらくこっちもまさにその状態で! YouTube見てても広告で飛び込んでくる今作の予告を何度消したことか。つらいよ! ティーンがあんな重いものを背負おうとしてるの見るのツラいの! あと展開の予想もつけたくなかったのでできるだけ予告みないようにしてました!
 原作も知らないから、だからミステリオが味方か敵かも知らずに観れました。ジェイク・ギレンホールのことも知らないから、先入観もなしだった。めっちゃいいやつやんこの人! でも観れば観るほど、信じられなくなっていってたの!(笑) そしてあの演説シーンでしょ! 最高だった。これが皆さんがおっしゃってた意味かーこれがジェイク・ギレンホールかー!


 冒頭の手作り映像のビジョン解像度悪すぎワロタ。

 そういや前作ラストで先生(インクレディブルハルクでは学生だった人)が、生徒たちがこんな目に会うなんて二度とごめんだ、っていってて、でもまたしてもって感じ。あのセリフが少し含みがあって、なんか意味があるのかなとか言われてたけど…。
 あ、フラッシュくんのお家の事情は次でなんかえがかれるんですかね。

 私が苦手だと思うスパイダーマンの辛いところ、身バレの危険、自分のせいで危険に晒される隣人、私生活とヒーロー業の両立がうまくいかないところ…が、見事に軽い、コメディな雰囲気で処理されている。でも置かれてる状況そのものがくそ重たいから、それでも全然釣り合いがとれちゃうんだな。トニーの死一つで、全然重たい状況なんだもの…。
 トニーの負の遺産、という面は、前作でもそうだった。トニーさんを悪役にすれば大抵のことは説明ついちゃうんだ…。便利な主役そして悪役ですよ。
 そりゃ間違いなくトニーさんの死の影を背負った映画なんですが、でも画面上トニーさんの存在が重くなりすぎてはいなかったと思う。ピーターの単独ヒーロー映画だった。トニーさんトニーさんってうじうじするシーン、ほんとなかったじゃない。なくても、私たち観客は、自分らがトニーを失った衝撃の数ヶ月を体感してるから、画面になくてもわかってんだよ。


 サングラスをベックに手渡すとこ、ピーターくんはほんとトニーさんの思い通りにならない子だな!! という感想がすごくよき…。サングラスかけたとこで、おお…と映画館から声があがった。似合ってる…てことなんだね。

 ミステリオというキャラクターもだけど、私は映画版を途中で挫折してるんで、多分いくつか小ネタわかってない。例えばMJという名前が前作最後に登場したとき、それだけでびっくりポイントになってて、それくらいは私にもわかったけどw 今回最後のニュースキャスターがサム・ライミ版の人だって聞いて、えーいいなあそれ分かった人いいなあ、って思った。だからやっぱり順番に観なきゃだなー。

 
 そう! 「この星で最も疑り深い男」が、やけにあっさりミステリオを受け入れたなって思ったんですよね。いやいや、フューリーのことだから、裏では疑って保険かけてるのかな? と思ってた。ところがほんとに信じてたみたいだからちょっとびっくりした。
 なるほどなーですよ。人のいいタロスだから騙されたのかww
 あとスターウォーズとかいうなwww

 どなたかがおっしゃってた、「ピーターの夏休みを奪っておいて、自分はバカンス」って最高だなってw いやまあ、ほんとは仕事中で、バカンスなんかもできないからああやって息抜きしてるんだから偉いんだけど。

 ミステリオのことを世間がアイアンマンとソーを足したみたいな、って言ったのも、単なる軽い言い回しもギャグではなくて、的を射ていたんですね。きっと彼らはミステリオスーツをそういうコンセプトで作ったんですね。人々が抱くヒーローのイメージの具現としてさ。

 オランダの留置所のシーンで最後に、残された人たちが牢の扉をそっと自分で閉めるの好きww いい街だなあそこ…
 そのあとハッピーと合流したとこからブワワッと涙腺緩んだ。色々騙されて、でも一番信じられる人が来てくれて、それがハッピーだなんてさあ…。その次に泣いたのは、右手にハンマー左手に盾のシーン。あざとすぎるけど、アイアンマンの意思を継ぐことすら重くて辛くてやめたげてよぉ! なのに、あんた、ビッグスリーの意思を全部継いだんか怖ぁ…ってなった。

 色々とまだ権利問題でもめてて心配ですけど、次作どうなるんだろう。マイケル・キートン復活を夢見てるぞ。私は正体バレというスパイダーマンの辛いポイントを、ホムカミのラストで彼が食い止めたと信じてるのだ。(私はそう思っちゃったんですけど。出獄したら復讐する、という意味…なんすかねあれ)
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