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『名探偵ピカチュウ』

 全然観に行く気なかったんですけど、誘われたので観てみたら結構楽しかった!
 『デッド・プール』役のライアン・レイノルズというおっさんがピカチュウ役。声のみならず、モーションキャプチャーと、表情のキャプチャまで担当されていて、身長40cmの視界での生活とはどんなものかを体験するためにしゃがんで生活していたら、嫁と子供が「パパは知らない世界にいってしまった…もう私たちの元には戻らないかもしれない…」と覚悟したという逸話が最高。のるのるのそういうとこ最高。

 他の方の感想などで、「映画館を出た瞬間、この世にポケモンが存在していない、という事実を突きつけられて絶望してしまう」と聞いてて、いやでもほんとその通りだなって思いました。身近にポケモンのいる、ポケモンと共に生活している世界をリアルなCGで描かれてしまって、そらそうなるわ、って。ポケモンは殆ど通っていない私でもそう思ったから、ポケモン世代の人にはみんなに見てほしい。ほしいし、そういうの省いても、お話も割と良かったです。ミュウがなんで「息子連れてここに来い」って命令したのか、とか、ちょっとわかんないとこもあるんですけど。あと主人公だけがピカチュウの話す言葉を聞き取れたのも…。あれはあのガス吸うとそうなる? のかな? 黒幕の事情というか目的とかもよくわかんなかった気がする。ちょっと観てから時間が経ってしまったので余計わからない(笑)。
 でも結局、なんでピカチュウがおっさんやねん! というところが、きれいにオチついてたので、それだけで満足でした。街中で人とポケモンが入れ替わって、その時に人語を話す(映画上の表現としてですが)ようになった時に、ああ、なるほど、最後にのるのるが登場するんやな! と思って、逆にそうじゃなかったらどうしようかと思いながら観てました(笑)。

 これ、原作ゲームでもおっさんピカチュウの設定はそういうかんじなんですかね? ミュウの能力とかも私殆ど知らないので、適度に騙されながら観てたんですが、ファンの方が観ればオチばればれ~、とかそんな感じ? 私が楽しめたからいっか。

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『ハンターキラー 潜航せよ』

 なんかくそかっこいいと話題になってたので見に行ってみました。どうだろう、普通に面白かった。なんか昔こういう潜水艦もの観たことあるな…って気にさせられる。一時期潜水艦ものって流行りましたよね…。
 潜水艦ものってのは、ある種のホラーで、周囲を高い水圧で囲まれた密室で、原子力の動力を抱え込み、ひとつ間違えば圧死の恐怖に押し込められる、動く国家機密、という。ほんでアメリカとロシアの、本来敵対する人間同士が協力しあう…てのは、もうあんまり覚えてないけど『レッドオクトーバーを追え!』をどうしても連想してしまう。あれももう古い映画だし、あれを観てない若い層には刺さるのでは? 映画ファンは、最初にみた潜水艦ものを親と思い込むところがあるから。知らんけど。

 それ以上に、なんかゲームっぽいな…って思いました。特殊部隊の新人さんをプレイヤーキャラにした、FPS。コール・オブ・デューティとか(笑)。次回作は彼が上官の立場になるんでしょ? っていう。ロシアの元艦長が、昔の部下たちの乗った船に呼びかけるシーンとかも、アニメっぽいエモさ(笑)。ロシアの艦長、『ジョン・ウィック』のロシアンマフィアパパですよね。亡くなられたと聞いてたので、あれ? と思いましたが。
 なんだろう、普通に面白かったですけども、今のご時世では目新しい設定ではなかったのが、評価が低い要因でしょうか。まあそうなのかな。

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『アクアマン』

 マーベル社にヒーロー映画展開で少々(…少々?)後れを取ってるDC社の新作映画。『ジャスティス・リーグ』で初出のヒゲヅラマッチョのキュートな人魚姫(真面目に言ってます)、アクアマンさん単独映画です。

 普通に面白い映画。それで充分なはずなのに贅沢してるなって思います、MCU観るようになってから…。ラストがハッピーエンドだったので良い映画! 彼女の生還が全ての解決だったので、でも良かったです。
 キャラに愛着湧く前にずんずんストーリーが進むし、脳筋なストーリーが、これがびっくりするほど目新しさがないので(笑)途中ちょっと眠くなっちゃったんですが、シチリアでのワイン投げ戦闘wと、隠された海? での再会と、ラストの流れが良かったので持ち直しました。
 キャラへの愛着わかせる手法はもうMCUが優れすぎててもう…な…。ちゃんと序盤にいいエピソードあったのにな? でもカメラに一緒に映るとか、『マイティ・ソー』でもうやってっからね?!

 そうなんですよ、色んな映画を思い出しちゃうんですよ。最初に『ブラック・パンサー』みを感じ、途中『マイティ・ソー』で(筋肉兄と線の細いコンプレックス弟。あと地上にあった頃のアトランティスの造形が、ビフレスト…? アスガルド…?? ってなった)、『ラグナロク』で、バーフバリ! バーフバリ! ってなって、観たことはないんだけど間違いなく『キング・アーサー』なんだよなあ…。 これはむしろモチーフてきな感じなのかな?

 あ、あと良かったのは炎のリングの下で太鼓叩いてたタコwww
 あと参謀の人は、『ジョン・ウィック』の友達のスナイパーだったのですごく死相が出てて焦った。

 結局シリアス路線からだいぶ軽妙でライトな路線に振ったな、と感じて、それでMCUに勝てるとは思わないけど、観ててしんどいよりはいいかなって。

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『ボヘミアン・ラプソディ』

 くっそ遅れてボラプ観に行ったらめたくそ良くて泣いた。
 アカデミー主演男優賞を獲ってしまったことだし、なんかもういまごろ私なんかが言うことなんてない。大画面で観てよかったです。

 冒頭フレディが目を覚まして映画が始まるのは、墓場からの目覚めだと。成程。ミュージカル『エリザベート』やな…フレディは皇后(?

 登場する単語や楽曲のタイトルが、ジョジョと直結してしまうくらい無知なわたしには、最初のライブ登壇シーンと最後のシーンでの違いと、パキスタンの少年、というポールのセリフくらいしか、ピンとはこなかったんですけど、多くが楽しめるエンターテイメントとして、一個の映画として仕上げる、その仕上げ方がくっそうまくて。
 映画として見やすくするための技巧である、その、創作した部分がまたいいよな、という程度にみていたのですが、Nかむら様がおっしゃってた、ライブ前のフレディの脳裏に浮かんだ(多少美しく脚色された)内容である、という風に解釈するの、ほんと美しくて最高です。腑に落ちてしまうー!
 脚本が凡庸、とか批評家からは指摘されるが、観客の評価は高い、みたいなまとめがウィキペディアに書いてあった。そういわれるとわからんでもないけど、むしろ凡庸でよかったと思うむしろ。だからこそクィーンのカッコよさに集中して観れた気すらする。
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