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 ジョジョ5部のスピンオフ小説である『恥知らずのパープルヘイズ』読了。これが、原作者以外の人間が手がけた小説とは思えないほど、評判がよくて、愛に溢れてて、すごいって聞いてたんだけど。

 いやあー…話には聞いていたんだけど、びっくりするくらいいい出来の本だった。あらゆる「ジョジョ」に繋がるちょっとしたエピソードの中でもやっぱり、ヴォルペの素性とか秀逸すぎる。
 最後もいい。話の帰結としてやっぱりそうなって欲しい、けど、確かに、あの手をとることで全てが赦されてしまう気になるのは、やはり誤魔化しのようでもある。絶対的な力=ディオに支配されるのは最高に気持ちがいい。最高に安心できる。その危険さを、漂わせせる。何しろジョルノの半身はそのディオ=闇なのだから。
 でもジョルノのあと半分は、星=ジョースターで。だから、半歩、なんだな。ディオとジョルノ、支配者の立場に立つ二人、けれど、ジョルノは半歩、歩み寄るんです。それが決定的な、父親との違い。

 という、なんかもう、美しすぎてうなったし、泣いたわ…。

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