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愛しか見えない。涙で。


『ターミネーター:新起動/ジェニシス』観てきました。涙の向こうに愛しかみえないお。

 以下ネタバレ。

























 生涯でもっとも好きな映画は『ターミネーター2』です。リアル中2病の真っ只中をあの映画と共に過ごして、あれを境に進化した映画におけるCGを、機械が人をこえてゆくのをつぶさに見てきた世代です。もう、序盤で、運命ではない、の言葉を聞いたときから涙が出た。

 かといってこれが待ってた続編かというとそうではなく。これが『3』でも納得しないだろう。3の怒り、4の寂寥、それから時間を。長い時間を越えて今登場した『新起動』だったから、良かったんです。丁寧に、愛を込めて、尊敬をもって作られた映画でした。リブート? 続編? どっちとも違うけど、キャメロン監督の言うとおり、シリーズのファンなら必見でした。『1』『2』を好きだった人たちが、何を好きだったか、を、重々わかってて作られた映画。
 ただ、多分これだけ単体で観ても…無理ですよね? 意味わからないですよね? シュワちゃんの決め台詞「I'll be back.」を、字幕で「アイルビーバック」とやるのはなんかやりすぎでは?!(笑)と思ったけど。「必ず戻る」と書いて上にルビをふる、でいいじゃないか!(笑) でももう、知ってること前提なんだなーってすごく思った。
 『サラ・コナー クロニクルズ』の序盤以降は見てないのでなんともいえないが、2017年に登場する夜の高速道路はTSCCにもあんなシーンあった気がする。

 別にこれがターミネーターの続編として満点だとか納得だとかいいたいんじゃないけど(そうなんですよ…そう言う気は全然ないんですよね…うまく言葉にできないが)、何気ないところにも愛がつまってて、無駄に泣けた。なんかもうぽろぽろ泣いてた。一人で行ってよかった…人と共有できる気があまりしない。

 『2』至上主義としては、サラを、『2』のジョンと同じ感覚でT-800が守ってるのは、それはそれで素敵だった。これはほんと個人的な意見だけど、私らの好きだった「ジョン・コナー」ってのはどんだけやってももう有り得ない、理想の中だけのものだと思ってて、だからむしろ、「サラ・コナー」の方が、象徴的というか女神的というか、私の中ではそんなんなってて、だからT-800が今更ジョンを守るよりか、サラを守るほうが、寂しいけど、寂しいけどその方がいい気もした。

 最後…今までシュワちゃんは最後死んでなんぼみたいなところあったから、液体金属…CPU…あっ(察し)て感じだったんですけど、なんか…いいんでしょうかこんなハッピーエンドで! 許されていい?!
 でもこれも、時間の経過が許した結末だよね。2のころは、ターミネーターというのははっきりとオーバーテクノロジーだったから、現代に存在してはいけなかったのだけど、もう時代がそうじゃないもんね…。

 そしてT-800を過去に送ったのは結局誰だ。命令はサラを守れ、なのかなあ? ジョンを守れなのかなあ? サラの命令をきくからには、サラが送ったってことになるのか。

 (間。)

 えっ…これ三部作なの。えっ…。いい予感がしないなあ…。
 テレビシリーズとも連動するってことですが、まあなんだ、いくらでもネタになりそうな空白の数十年とか、T-800が生存してるならいくらでも続けられるというか、でもなんか、なあ。『ターミネーターの続編』にもういい展望は抱けないなあ(笑)。
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