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『ユーリ!!! on ICE』を初見で一気に全話見るという贅沢を敢行。やばい人間としての機能が低下する。

 以下最終話までネタバレ




























 古い時代のオタクですから、フィギュアスケートくらい一度は当然ハマってます。長野五輪のときにね! キャンデロロとかにね!!!
 何でこれリアルタイムで見なかったのかというと、いやなめてたわけじゃないんです、これ良かった場合、週一とか待てないなって予感してて、まとめてみるってのもまたそれはそれで贅沢だろうしいいなって…でもこれはやばい人間としての機能が損なわれる。すいませんすごかったです1話半分でもうわかった(笑)(笑)。すごい(笑)(笑)しってたけど(笑)。清潔なエロスは暴力、ってまさしくこのアニメのことですね。

 作品についての議論は尽くされているでしょうから今更何も言えませんけども、トップアスリートの、それも、表現をするアスリートの傲慢さ貪欲さがかっこよくて最高でした。最終回のユーリの2つの滑走はどっちも泣いた…神々しくて泣いた。

 キスと指輪に関しては、リアルタイムで見てなかったので、正常な判断は下せないな。そういうシーンがあることは知ってて見たので。この描写が加わった時点で、私は冷めることも確かにある(『バッテリー』は、作者の方がBLも書く人だと知った瞬間冷めた)。でもそれが影響しないこともある…(宝塚でヤンミキ(トップ男役コンビ)の最後の公演でキスシーンがあった時は、禁じ手すぎてびっくりしたけど、別にそれを縛る必要もなかったな、と感じた。影響しなかったどころか、よくやってくれたと思った。)。リアルタイムでみててどっちに転んだかはわからないな…。

 私にとっては中盤から、これはあれだ、リョ塚リョ好きにはたまらんやつだと気づいて、なんかだから…ちょっと言葉ではもう…。カプでもいいんですけど、それよりテニスだ、みたいなとこが好きなんだ。いやカプでもいいんですけど。

 なんかヴィクトルのほんとの目的みたいなところがずっと不明瞭で(なんでユーリを選んだのかとか)、変な落とされ方するんじゃないかとヒヤヒヤしてたので、ヴィクトルが狡知な人ではなくて、ただの貪欲でアホな天才でよかったです。変な計算とかじゃなくてよかった。よかったですうう~。誰も不幸にならなくて、変に漫画ぽい展開しなくてよかったー。なんだただの両想いかあ。よかったーだばぁ(泣) いいアニメをみた。やっぱ画面越しに見る天才は最高だな。(現実にはあんまり接していたくないが。)
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』観ました。今まで、半分意図的に、映画作品以外のスピンオフは無視してきたので、これもあまり…興味はなかった…。でもまあ、うん…という感じで観に行きました。


 以下ネタバレ。超ネタバレ。






























 お、思ったより全然よかったです。期待してなかったというか、スピンオフならいっぱいあるんだけどそれらはあえて避けて通ってきたので、『エピソード7』だってルーカス監督じゃないって意味ならスピンオフだし。外伝となればなおのこと。でも、観た人の感想が、結構評判よくて、じゃあまあ、一応観にいくか、ってくらいの気持ちで、なんなら渋々(笑)くらいの気持ちで観に行きました。いやー、ハードル下げすぎたってのもあるかもだけど、ひっさびさに、スター・ウォーズ見終わった! って気分を、十年ぶりに味わいました。

 そう、EP7よりも燃えたのは、ベイダーもオビワンも帝国もいなくなったあとのEP7とちがって、正史と完全同時代の話を劇場でみれて、…序盤は人名が多すぎて結構困ったし、はっきりいってたるかったんだけど、中盤勢いついて、終盤は熱かった…展開がまさにスター・ウォーズだし、泣いたし、いやもうガチ勢的には熱いといわざるを得ない。終盤ほんとよかったな…。
 旧シリーズ観てなかったらどの程度のめりこめるのかな? でも旧シリーズ見ようって気になるよね。そしてヤヴィンの戦いやターキン総督やウェッジ・アンティリーズとかの名前に反応してほしい。新規客に不親切な映画はあまり好きではない私だけど、これは、新規客を今から新たなスター・ウォーズファンにするとこができる逸品だと思う。

 EP7は、この世の中にまだスター・ウォーズの新作がある、というだけで存在に価値があるのだけど、劇場のスクリーンでダース・ベイダーを見たい、的な欲求は全く満たされなくて、その点これはすごく、満たされた…。でもこの作品自体がありえたのも、EP7という激高いハードルをJ・J・エイブラムス監督がちゃんと完走したから、その功績ありきだと思う。新エピソードがあるからこそ、旧時代のこんなおいしい部分を切り出せるんだと思う。

 足かけ40年近く登場してるターキン総督や、ラストのレイア姫をみてると、CG(ですよね?)万歳って思う。こういう夢を叶えるために、CGはあるんだよって。

 主要人物たちがどの程度生き残るのかなあって思ってたんですけど、きれいさっぱり全滅して、お、おおう…って思った。切ない。残してきた本拠地の彼女のおなかに赤ちゃんが、的な希望もなかった。仕方ない、あの設計図だけが、『新たなる希望』なのだから。だからこそ迫り来る死を待つ二人が美しいし泣けたし、そしてあそこでキスシーンとかなくて大変よかったです。あっても文句は言わないけど、いらないよね。それくらいのが美しいでしょう? あの美しい星に、美しい青空に、こつ然と真っ白いデススターが浮かび上がる絶望と熱さと美しさ。んんーどうしようもう一回観に行こうかな…!

 すごく、すっごく、スター・ウォーズだった、という気分がしています。やっぱり、正史と同時代を描く、というのが熱い。熱すぎる…。


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U-NEXTの契約解除するの忘れてたので(ありがちな駄目パターン)映画色々観ました。なんていうか、300円くらいでこんなおもろいもんが観れるって素晴らしいことよな。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』

 ご機嫌な映画! それにつきる。やっぱ、主人公単体がクソ強いよりは、チームが好きみたい。『エクスペンダブルズ』と同じようなノリで見た。リーアム・ニーソンはもう存在が卑怯。ちなみに世代とは若干ずれているので、テレビシリーズをちゃんと観た記憶はない。

『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』『ボーン・レガシー』

 この時代に女とのロマンス要素は不可欠だったんだなというのがよくわかる1作目。それって都合いいときと、縛りになるときと両方あるよね…。巻き込まれシチュエーションに近いので主人公に目的というのがとくになくて、カーチェイスが多くて目がすべるー。でもスピード感があってついつい見てしまう。
 1で記憶喪失の主人公にヒロインが冗談めかして、別れ際に「どうせ私のことなんかすぐ忘れるでしょ」と言って、主人公が真顔で「忘れるわけない。…君しか知らないのに」って言ったのはすてき。惚れてまうやろ…。あと2のラストも好きかな。窓の外にいつのまにかボーン、みたいな。去る姿も孤高の暗殺者ってかんじ!
 3はその中ではまだ目的がはっきりしてて、3本の中では一番良かったかなあ? 設備とかが一気に今風に…。
 4作めは外伝というか、3の裏や直後に進行していた隠蔽工作の話で、我らがアベンジャーズの鷹さんが主演。なんかこう、時代がかわってきたなあというのが、こう続けてみるとすごいわかる…。
 『キングスマン』で、JBの名前の由来が話題に上るところで、ジェームズ・ボンドもジェイソン・ボーンもジャック・バウアーも私わかんないわ…と思って悔しかったのでこれでだいぶわかるようになりました。ジャック・バウアーはなあ…ドラマ観るの大変だなあ…。

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

 日本のライトノベルが原作なのであたりまえのことだが、すごくジャパニメーション的。ラストはどうも、原作の方がより日本のゲームとかの鬱エンド的。マルチエンディングの死にゲー。残機はほぼ無限。こうして見ると、こんな無理ゲーを、普段映画のヒーロー達は残機なしでノーコンティニュークリアしてるんだからすごい。
 同じシチュエーションを繰り返し、同じシーンで、最初の周回と最後の周回での、トム・クルーズの表情の違いよ。すばらしい演技力。
 原作小説が『高機動幻想ガンパレードマーチ』のプレイ日記に影響されているというのも興味深い。当時私も色々読んでたけど、その中にあるのかなー。そう思うと、死んだ少女の名前を乗っ取った、というリタの設定は、そのまんま速水厚志の設定ですね。まあシャア・アズナブルの設定ともいえるけど(笑)。プレイヤーキャラが介入することで変えられる世界の運命、というあたりもそうかな。一切のプレイ(介入)を放棄して迎えるランクEのエンディング評価は、「歴史通りの展開」というらしい。うなっちゃうね…。

メールフォームにてレポについてお言葉下さった方ありがとうございました。こんな上から目線の観劇レポがなにかのお役に立っていれば幸いですw

 先日観た『梅棒』さんの舞台で、ヒロインの女の子ロボが人格を入れ替えられて、凶暴になって見境無く人間を攻撃するってシーンがあったのですが、主人公がなんとか彼女を傷つけないように後ろから羽交い締めにしてどたばた、みたいになるんですけど。あれ見ててすごくキャプテン・アメリカを思い出してしまった(笑)。あれキャップなら容赦なくバッキーの両腕叩き折るなって(笑)。とにかく腕折ってでも戦闘力を奪って、話はそれからだ。って。キャップのそういうとこ結構すき…。なんなら工業用機械の油圧ジャッキで挟んで動き止めるくらいするよね。

 あと、連続ドラマをほぼ観ない私ですが、『家政夫のミタゾノ』は観てます! あれやばいな! 古畑任三郎もだけど、ドラマを止めて視聴者に話しかけてくる、とか好きw 3話にコニタン(テニミュ1st伊武)出てた! 結構大きな役だった…びっくりした。

 『奇蹟がくれた数式』という映画を観ました。
 私の映画の好みは割と大味だと思うので、ガツーンとしたハリウッド大作ばっか最近は観てるんですけど、なんでかというと涙もろいのであまり人情的にいい映画とか観たくないというか。
 なので普段スルーしがちないい映画。実際にあった話だそうです。「アインシュタインと並ぶ」と称される貧しいインド人の天才青年・ラマヌジャンと、彼を見出し協力した英国紳士の物語。

 ところで数学のテストで12点をとって留年しかけた私ですから(4期ある10段階評価は2・3・3・2でした。ちゃんと5期めの学年末テストで8とって巻き返したのでワタシはヤレバデキル子!ってことにしてる笑)、彼らが何を言ってんのかはひとつもわからないのですけど、専門家が専門用語をあやつりながらキラキラしてるのをみるのはとても楽しかった。あと100万年くらい余分に人生があったら、こういう映画を、プロフェッショナルな会話なんとなくかっこいいなー、ではなくて、真のおもしろさを理解しながら観れる人生も送ってみたいな。うそ。多分しない。そんな気が1ミリでもあるなら、学生時代にもうちょっとやってる。
 ただ、フェルマーの最終定理の本を、一週間くらいかけて読んだことがあって、面白いなあってその時は思った気がする。今1ミリも覚えてないけど。何がいいたいかと言うと、そんな私でも数学って面白いなあとか美しいなあとか思う気持ちがあったようななかったようないやもういいです。かっこつけてみたかっただけです。

 以下ネタバレ。























 なんか冒頭から雰囲気がよくて、きゅんきゅんしながら観てました。不器用なツンデレ老紳士(当人がいないところでのベタ誉めや、ラマヌジャンの才能を見せつけた後のドヤ顔がわらえる。ラマヌジャン後ろ! 後ろ! 今先生の方見てみ!)と、天才青年の恋…違うなお互いに恋は数学に対してしてるからな…とにかくハラハラ…いや、やきもきしました。
 何かわからないけどすごく素敵な雰囲気があって、余韻がずっと残った。夜中になってもあの映画の世界に戻りたくなった。天才のキラキラと、老紳士の不器用さと、友情未満にしかならなかったかもしれない人間関係と、現実のやるせなさと、それが実際にあった話だっていう衝撃と、真理を発見したときの、神から与えられたとしか言いようのない瞬間、真理の美しさ、その探求する人の心。役に立たないものこそ純粋、という考え。数学に対する情熱。熱さ。

 すごい差別的な言い方になるけど、なんか…南の国から象を連れてきたら寒さで死んだみたいな映画…って思っちゃいました。でも実際この時代にはそういうとこあったのかなあ。
 姑のいけずと、結核患者の横で不安になるほどタバコ吸う先生。という点は、でも事実に基づく映画だってことを強く感じさせる。いや姑のイビリの部分が事実か創作かはわかんないけど、創作ならもうちょっとオチつけたと思うんで、かえって事実かなあと。

 教授から電報を頼まれた執事の「リトルウッド氏? 今どこに?」のセリフは、この期に及んで実はリトルウッドはやはり架空の人物なのかと思った。違ったけど。

 ラマヌジャンはいつもじっと相手を見るのに、先生はほとんど彼の顔をみないの。人付き合いの下手さがでててかわいい。別れの瞬間もずっとラマヌジャンの足元みてんのなw

 神様てきなお話は難しいことすぎて軽くは語れないけど、ミニマムな自分の体験に置き換えてみても、創作やってれば、降りてくる、としか言いようのない瞬間ってのが、たかだかこんな端くれの絵描きでも、ある。ふつうにある。あるでしょ、ただのエンピツの線一本が、いとおしくて仕方ないみたいなの(若い頃は特に)ふつうにあるでしょ。(ていうかなくて続けてる人すごすぎ。一体何をモチベーションにするの?っていうか。『おお振り』で、弱小校のピッチャーに、「勝利の快感なしに野球続けてるなんて、野球好きすぎでしょ」みたいな台詞あったけど、そんな気持ち。)
 だからラマヌジャンが数式の着想と女神の恩恵を同一のものとみるのもなんか全然そりゃそうかもなって思う。私は宗教は持ってませんけども、人間の脳から出る奇蹟をして、神の存在の証明とするのも、別におかしかないというか、そんくらいの奇蹟おこすよね脳は、みたいに思う。いやほんとたかが私がですけど(笑)、たかが私にでも、わかるくらい明らかというか。それが天才数学者ともなれば、そりゃもう神の奇蹟級ですよそりゃ。
 みたいなことをつらつら考えた。特にオチはない。

千秋楽ライビュ観てきました。まさかの大阪の映画館なしって!(笑) 当券狙うか西宮osまで行くか迷ってライビュにしたのですが、表情がメッチャ見れたのでライビュでも正解だったかもです! ナマの良さは充分知ってるので、あえて!

なんか今回メッチャ良かったです! なんでかな?と考えてたところ、後輩が先輩のこと好きすぎるからかな?! と結論のでた翌朝早朝4時です! 勢いで観劇メモはもう投稿し終えました。葦木場がメインというのに初め驚いたのですが、東くんの演技がすごくよくて、葦木場のことすごく好きになった。新しい荒北さんもドチャクソ良かった…木戸邑弥があんな演技をするとは知らなかった。黒田ユキちゃんがまた最高に良かった…ほんとに私年下攻の下剋上好きだわ。泣いた。後輩×先輩好きすぎる。

今週の本誌であの女神が再臨するかと思うとまじ楽しみっすー。