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ヤンジャンの銀英伝もうリップシュタット戦役? 早いなー。アル戦の方あんま進んでる感じしないのになー。どこまで描いてくれるんだろう…。そして巻末アンケート? に、貴方の作品のテーマ曲はなんですか、という質問に、フジリュー「ボレロ」って答えてたw まあそうやけどww

 ブラパン観ました! 初週土曜のレイトとはいえかなりの人数で、ていうか映画館の半分が英語を話す外国の方々で、なんかの団体さん??
 以下ネタバレ!



































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 エンディング後小ネタの帝王か君は! 何回目? 3? 4? シビルウォーのときの登場位置って最後だっけ? 真ん中だっけ? そしていつも寝起きで状況が把握できないって顔をしているwww もうあれだけで腐女子がIWまでの間わっふるわっふるですよ。ていうかなんであんなとこで寝てるんですかあの人はー!
 スタッフロール中ちょうどそのことを考えてたんですよね。あそこまで技術が高いのなら、あんな前世紀の遺物みたいな催眠術ちょろいよねって。ていうか上が騒がしいなーって思いながら寝てるのかな、逃げる途中で一瞬ロス捜査官がなにか見つけて足を止める、とかあってもいいのにな、とか。
 冷静でいられたのは、これだけネタバレを避けていても、TLからその気配が漂ってたからです。貴様みているなッッ的な。

 気高い心の物語でした。そっかーワカンダがその方針になってようやく対サノスの装備が整うってかんじなんですかね。王の、ワカンダの下したその結論については、そっかー、って、だって、めっちゃ単純に言うと、悪役の主張の方に寄せたわけでしょ、それって勇気あるなあって。
 いつも通りネタバレを出来るだけ避けていたんですが、どこかで蓮コラ、って文字をみたなあ、と記憶に残ってて…なんのことか気づいた瞬間から、左顔面がずっと鳥肌たってた。あの凸が、凹だったら、全身鳥肌だったと思う。私ちっさいへこみが並んでるやつすごく苦手なんですよ…。
 音楽や風俗は見てるだけで楽しい。世界観的にはスター・ウォーズの惑星として登場してもなんら違和感のないSF加減でした。フォースとライトセーバーで銃がほぼ無効化されるから白兵戦によっていく、みたいなとこも。

 なんかキルモンガーさんと父モンガーさんの思想は、やり方はともかく思想は高潔だったから、なんか…ティ・チャカ王ー! ってかんじ。やり方が歪んだのだって、仕方ないといっては寛大すぎるけど、ティ・チャカ王ー!! それもこれも王ー!!
 イケメンやしもちっと設定いじったらキャップとバッキーみたいに…キャップとバッキーみたいに…。惜しい。ティ・チャカ王ー!! 将来への芽を刈り取ってしまわれたなティ・チャカ王ー!!! 全世界の腐女子に謝ってほしいね。

 なのであの気高いゴリラには期待をしている。頼んだぞよ。

 あと女性率が高すぎてなんかのギャルゲーかと思いました。幼馴染の元カノ、天才科学者の妹、年上の女親衛隊長(彼氏つきなのでNTR属性可能)、未亡人の母、因縁ある他国のエージェント(当然のように員数内)、初めて存在を知った闇に葬られた従兄弟の王子(員数内)、あとなんかあったっけ? あ、かつて袂を別った部族の長で命の貸し借りのあるライバルキャラ(員数内)。かんぺきやん一本ゲームできるやん…。さすが王…。

 なんか、うおおおって萌えたり燃えたりしたわけではないんですが、確実に、上品に、攻めてまとめられたってかんじしました。褒めてる。上品。


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昨日の日記でキングスマン2について色々書いたが、早くもう一回観に行きたくてハアハアしてます。ハリーってやっぱりえろすぎる。ハリーもっかい観たいよハリー。

 今世間で、カイロ・レンチャレンジとかいうものが流行ってると聞いて世も末だなって思った。EP8に出てくる、カイロ・レンさんの上半身裸下半身ハイウエストの黒のスウェットみたいな自室スタイルで写真を撮ることらしいです。チャレンジと認定されるんやなあの格好をすることがwww そうかwww 偶然見ちゃったヒロインのレイちゃんが「なんか着ろや」と即ツッコんだあれ。あとカイロ・レン30歳、レイちゃん17歳という話を聞いて引いた。30歳で中二病かー。ひどいな。(ほめてます)世間からも愛されいちびられる暗黒卿。

 以下スター・ウォーズEP8ネタバレ。








































 TwitterのTLの雰囲気でなんとなく察してたが、ん?ん?んんー??? てかんじが強かったです。あとどんでんがえそうどんでんがえそうという意志が見え隠れしまくってて、せっかくのカタルシスも、そのあとどんでんがえされちゃったらいみない…と思ったのは、二人の背中合わせライトセーバー戦。めっちゃアガる、これ見れただけで充分て思ったのにすぐまた状況が戻る…。
 スター・ウォーズ界のドラコ・マルフォイ(髪型が)、ハックス将軍はたのしかったです。存在が。
 レイアが何故か生きてた、をミスリードにして、ルークがなぜか死なない、を受け入れさせておいての、実は霊体でした! は騙された! あのむちゃなレイア生存がここで生きるのか! と思ったのに、思ったから、あの時点でルークは死んでてよかったんじゃないのかと結跏趺坐空中浮揚みてガクーっときた。生きとんのかい。んですぐ死ぬんかい。死んでた、のほうが自然ちゃうか。あとひげのおっさんが結跏趺坐空中浮揚とかなんかもううさんくささしか感じない。

 筋はガチャガチャしてて、今までのスター・ウォーズってわかりやすかったよな…って思いました。「赤いプラムの人」の代わりにつれてきた人、ローズの首飾りで好感度あげたなら最後もっかい味方になるべきでは? そしてこの人が実は真の赤いプラムの人、というオチとかもないの?? ほんとに無関係の人連れてきたの。

 レイちゃんが何者でもない、なら、ここまで出生の秘密をひっぱるべきではないのでは? アナキンだって何者でもなかったのだから、それ自体はいいんだけど。(アナキンはほんとに親がいないんだけど)また次作でひっくりかえるかな? なんか、全体的に、観客の予想を裏切ろう裏切ろうとして、結果すべってると思いました。すいません。


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以下ネタバレ。









































 観終わって楽しい気分ではなかった残念ながら。公開翌日に観たのですが、初日に既にツイッターのTLがヘンな感じにどよめいていたので、なんだろう、またハリーが死ぬとかかな…と覚悟してました。でもすごくTLの反応が理解できた。はーあ。
 いいとこいっぱいあったはずなんですよ。でも1の完成度にはかなわないし、ふーん、マシュボンが続編ってものを自分で作るとこうなるんや…とか失礼ながら考えた。冒頭とかは秒でアガったよ! タイトル出るころにはもうアガってた。世界観ww って思ったけど。技術のレベルがもうMCUに参入できるレベル。

 いいとこはですねハリエグ的にはすごいいろいろすごくて、ティルデ王女の前で彼を追想するときのエグジーの泣く寸前の顔とか最高。さいこう。最の高。「俺を標本にすればいい」も「彼とじゃなきゃ嫌だ」も最高。調子の出ないハリーをエグジーが助けるっていう構図もいいはずなんですよ。でもでもね、でも。あ、あと、ハリエグ師弟共闘とか、共闘とか、師弟共闘、って文字だけでもう萌えるんですが、多分時間的にすごくたっぷりとってるはずなんですが、でも見たりない感じがするというか、満足感があんまりないんです。それまでのハリーのポンコツ時間が長いのがまずしんどくて、あと直前のカントリーロード爆散事件が衝撃的過ぎて、師弟共闘ヒャッハーって全然なれなかったんです…。やっぱハリーがぐだぐだしてる姿なんかあんまり長くは見たくなかったし、……はい。
 あ、あと最後の、花婿の父の立ち位置にハリーがさらっと就いてるのとか最高すぎますね。あ、あと相合傘! 相合傘もいい! っていうかもう師弟最高!!
 あと結局ふたりともガラハッドなとこもいい! エグジーが譲るかと思ったけどそうじゃないのいい! ガラハッドとは、一人のエージェントを表す言葉ではないのだみたいなの良くないですか!!! 二人で一人の「ガラハッド」というエージェントなんですよ今!!!!!

 ロキシーは次作復活を信じてます。そういうことでしょ違うの? 違うの??
 ウィスキーさんのバーアクションもすごかったな! 前作を踏襲して、そこで違う展開にもっていく、ってのは、観てる側が前作の記憶に引きずられるから簡単に裏切れてうまい。けど、けどやっぱり「マナーが人を作る」のシーンでハリーがポンコツな姿なんか見たくはなかった。そうなんだよ、全体的に、今回、見たかったのが見れた! って気分になれなかったんだよ。見れたはずなのに。共闘とか。共闘とか。見たいとこ見せてくれた! って思った『ジョン・ウィック2』とはすごく違う気分で観終わってしまったの……。
 師弟共闘は本当に最高だったので、もちろんもっかい吹替で観に行くつもりです。一人前になったエグジーが前衛に立ってハリーが後ろから援護とか最高すぎワロタ。なんならもうそこだけでよかった。最近の『スター・ウォーズ』が物足りないのは絶対そこだと思ってる。師弟を出せ。あんなにガチでハリーとエグジーのラストバトルになるとは想像してなかったので、ほんとに最高だったはずなのに、全然そんな気分になれなかった。くやしいー。

 あと、結構大事と思うんですけど、なぜハリーが彼の裏切りに気づいたか、と、ウィスキーがジンジャーが前線に出るのをずっと反対してた理由、が、明らかになってないのががっかり。後者はともかくハリーの件は大事なとこじゃないんですか。

 んで、最後、あれって実質エグジーのキングスマン引退ってことになるんでしょうか。キングスマンとしての規則を守り恋もせず勤め上げたあとにあったものは虚無と後悔だったと、ハリーが語って、自分が選ばなかったものを選択したエグジーを肯定したのはそういうことでしょうか。うーん。まあ次作に期待。まあエグジーのパパは結婚してたわけだし、アーサーもいない今、そんな規則絶対ではないと思うけど。

 とにかくそんな感じの気分なんですが、ハリー関連は素晴らしいところもたあっくさんあって、思いのほか、ハリーがほんとにメインな物語だったので、なんかだったらもっとこう、それを思いっきり満喫させてほしかったなあ、っていう、大好きなハリーがちゃんとめちゃくちゃ登場してたのに、楽しむ気分にさせてくれなかったのを恨んでるみたいなへんな…へんなかんじです。もう究極ハリーが元気なだけでいいや。多分2回目の方が楽しく見れる気がする。やっぱりかっこよかったもの。


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意   外 に 面白かったですが、正直なところ、7割圧縮の『アベンジャーズ』って感じでした。いい意味も、悪い意味も含めてです。7割でも、『アベンジャーズ』クラスと比較ができるってのは全然作品としては面白いといえるもの。

 以下ネタバレ
























 ザック・スナイダー監督が娘さんが亡くなられて降板し、アベのジョス・ウェドン監督が途中から引き継いだとのこと。多人数を扱うヒーロー映画に定評のある、という感じ! でもザック・スナイダー版を望む声が多いとききました。てのも、2時間にまとまっちゃってるんですねこれ…。ザック・スナイダー版3時間のバージョンを観たい、という意味ですね。確かに、人物描写も7割圧縮で駆け抜けてます。『アベンジャーズ』は、メインヒーロー5人全員を単発映画で描いた後に『アベンジャーズ』でさらに作品時間は143分。こっちは、メインヒーロー6人中、単発映画で紹介されてるのはスーパーマンとワンダーウーマンだけ(バットマンは…登場はしたけど説明も紹介もされていないとみなす・笑)。3人新キャラを紹介しつつ仲間集めて反目して敵も描いてアクションして彼の復活を描きつつラストバトル、で120分…ある意味職人芸ですよ!(笑) でもやっぱ腹八分目、いや七分目でした。足りぬ。でも逆にすごいとすら思った。
 あ、バットマンさんの背景については相変わらずノー説明! ゴードン警部とか、名前すら登場しなかったよな? ゴッサムシティの空に投光器でバットシグナルを描く、が、ゴードン警部とバットマンの間の暗号で、とか、一切説明なし。なんでそう、知ってる前提なのよ(笑)。逆にもうおもろなってきたわw

 でもですねーおもんない3時間映画見せられるくらいなら、適度に面白い2時間でいいよ、って公開前は思ってました。今でもそう思うけど、適度に面白かったから、3時間でも頑張れたな、とも思いました。

 適度に7割映画に監督がまとめたおかげと、多分評価や収入の上でマーベルに追いつけないのが、ダークすぎる路線のせいだと認めたあたりと、で、かーなーりライトな作品になって、確かに確かに見やすくなったけども、マーベルにはかなわないし、そこで勝負しても勝てないと思う。でも確かに見やすくなった…。でも尖ったところもなくなった…。軽妙な会話や決める台詞のあとにニヤリと笑うカットはいらないのよ! ツッコミはテンポが命なのよ! そこで勝負しないほうがいいよマーベルと!!
 ヒーローが都心部で戦って、一般人に被害がでること。それそのものが映画のテーマのひとつでもあったのに、ちゃんと廃発電所の跡地の荒野とかで決戦はじめて、ドラゴンボールみたいな気遣いしだしたなwとも思いました。いいの? そこ解決しないまま話ライトな方向にいっていいの? 私はいいけど。みたいな。

 彼の復活があんなに前面にでてくるとは思わなかったー。知らなかった。びっくりした。最後の最後にちょこっと出たりしないかな? くらいに期待してたけど。あんな、いいんすかね、人の蘇生なんてデリケートな、マーベルならドラマシリーズ2期分くらいコールソン捜査官が悩んだ問題、あんなスカッと実行しちゃって。宇宙人だからいいのかな?(さべつ)
 まあ今この世で一番ゴージャスなイケメンだと思ってるので、全然うれしかったですけど。仲間たちVS彼、も、仲間のピンチに真打ち登場な彼、も、お約束ながらとてもかっこよかった。お約束だいすき。間違いでも、気の迷いでも、生き返ってくれるに越したことはねえや。敵になった彼もかっこよかったしー。彼女の顔みたとたん険がとれて、ほろほろー、ってなるのもかわいかったです。
 スーパーマンの存在が受け入れられない世の中、は大層辛かったから、今作、ほんとこのシリーズの尖った、ダークなとこ、なくなりましたけど、結局そこが観ててしんどいとこやったから…彼が受け入れられてる世界は、良かったです。
 ちなみにヒーローの存在って、私は、災害の逆みたいなもんやと思うんですよ。例えば落石にぶち当たって死ぬ。偶然。そこにヒーローがいて助かった。偶然。たまたま遭遇した交通事故。くらいな感じで、たまたま遭遇したヒーロー(によって助かった)、ぐらいな存在では、と。だからー、責任とかなくないー? って。本来死ぬはずやったひとが助かったんでしょー? それ以上もとめんなや、みたいな。宝くじぐらいな存在じゃない? そらたまには宝くじめぐって殺人とかおこることもあるかもやけどさ。まあヴィジョンが言うように因果関係があるなら話は別ですけどな…。

 ワンダーウーマンの冒頭のアクションが最高にかっこよくて、一気に、あ、この映画楽しめそう! って思わせてくれました。ふしぎー、男性が作る男性ヒーロー中心の、ヒーロー映画ってジャンルで、ほんとに彼女は重要な位置に就いた。だってこのチームで一番の武闘派、彼女だもんな。一番前衛に立つの、彼女だもんな。すげえことよな。

 そしてフラッシュくんは最高の清涼剤でした。役者もいいー。予告のときから最高だった。完璧なポジションを果たしてた。あと今までアクアマンさんのこと全然かっこいいと思ってなかったのに、いざ本編みてみたらくそかっこよかったです。指輪物語のドワーフみたいな、ヒゲのキュート枠かと思いきや、セクシー人魚姫(髭)だったすてき。サイボーグさんは今にも敵に回りそうな顔つきだった。でも物語の技術的に難しいところを全部彼が便利に解決してたようなw

 うむ、とがったところが無くなったのは残念なようなでも楽しめた。うーん今後どういう方向性でやるのが正解なんだろうな…。


ソー3追記。以下ネタバレ






















 ハルクが風呂から全裸で出てきたときの兄上は吹き替えが「目に焼き付いちまった(涙)」でした。字幕は「脳から離れない」だったかな? 三宅さんの声の演技が絶妙の情けなさでここも必聴。
 トニーさんのズボンほんまぴちぴちでたいへんそうなw そりゃあアベンジャーズきってのわがままボディのバナーと、あのスリムなトニーでは尻のでかさも違うし。バナーのバナーもまじハルクっぼいし。バナー博士のそういうとこすき。温厚な科学者なのに常に怒り心頭で胸毛ワイルドで結構自意識過剰でヴァルキリーと意気投合しちゃうとことか。

 ほんまや…ロキ作のあの演劇で自分がオーディンの子供じゃないばかりかヨトゥンの子であることを暴露してんのね。それができるくらいには受け入れられたってことだし、それを民衆も受け入れてるってことなんやな。それあっての、あの冒頭の演劇あっての、最後の救出劇なんやな。あの演劇なかったら、最後にロキが助けにきたってなんぼのもんやってことやんな。頭の悪いノリだけの映画を装ってるけど、ほんと変態的なバランス感覚の持ち主だぜソー3…。

 皆さんの感想などを読んでいて、みんな大好き兄上とロキなのに、みなさん割りと、今までの映画の出来に関しては、けなすほどじゃないけど物足りなさを感じてたんだなってのが、わかります。言葉には今までしてこなかったけど、みたいな。最後の最後でそれをひっくり返すほどの名作が登場したのまじ歓喜。

 ストレンジ先生登場歓喜の勢いで、『ドクター・ストレンジ』のBlu-ray買いました。何度も言うけどこの映画はちょっと惜しかった。好きだけど惜しかった。せっかくの悪役マッツ・ミケルセンが生かし切れてないのと、あとモルドかなー。闇落ちする兄弟子、という彼のポジションは大変おいしいものなのに、例えばロキなんかと比べてやっぱ、惜しいなって思う。いやロキと比べんなやけど(笑)。どちらも、やっぱキャラ描写が足りてなくて、うーん、どちらもストレンジ先生とのやりとり、関係、関わりが、足りてないかなあ? 「ストレンジ先生との関わり」という点を、同僚の元カノが占有してるからなあー。彼女はすごくいい役だったけども。彼女あってのストレンジ先生だけども。彼女だけでその役割を担えてしまった結果、(主人公と似た境遇で、すでに闇落ちした)敵役と、(主人公の身近な導き手で、これから闇落ちする)兄弟子の存在が、小さくなった。

 兄上が過去作と比べて辛辣でドエスになったのは彼女と別れたから、という感想をお見受けして、なるほど、これが、ロキの言う、「なにがあんたを腑抜けにした! 女か!!」というあれだったんだなと。ジェーンに出会う前はこんなカンジだったんだな。弟を敵の渦中にぶん投げるような荒っぽい兄だったのだな。“助けて”をやるぞ、って言い出したとき、「お前も好きだろ」「嫌いだ、恥ずかしい」ってやりとりが、あんなんロキが好きなわけないやんwwwって思ったけど、実は好きなんだな?! ああいう扱いが!! 腑抜けてない兄が!! ドエスに扱われることが!! それを兄上はお見通しだからの「好きだろ」なんだな!??!! 天才かよまったく。無神経を装った真実をつく台詞だったのか…。


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