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夜中仕事場に荷物一切合切忘れて電話も財布も鍵もねえ、ということを半年で2回やりました。切ねえ
 同僚にお金借りて入ったマンガ喫茶で、途中までしか読んでなかった『俺物語』最後まで読みました。このまんがさあ…徹頭徹尾、砂川くんがよすぎるよね…。話のメインはちゃんとタケオと大和さんなのにね…! ああ…前はラップ一枚隔ててたのに…!

 『ドクター・ストレンジ』吹替3Dみたよ! 以下ネタバレ































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 涙ぬぐうシーンの三上さん声の「いいって…!」がかわゆすぎ死んだ

 ああ…可愛いな…わたしやっぱりこの映画、なんかどうかなあって思うんだけどすごい好きですな。それはもうやっぱベネさんとマッツだから、というのがあまりにも大きい(ティルダ様に至ってはもう言うに及ばず)。あの二人のいる空間だってだけでなんか無条件にもう愛しいもの。なんの病気だか。
 ベネさんがシャーロック吹替の三上哲さん、マッツがハンニバル吹替の井上和彦さんそのまんま、というのが、非常に素晴らしい今回の吹替え。(なんかのニュースでその記事に「カエシリウス役吹替には井上和彦が抜擢」って書かれてて、辞書的な意味ではおかしい日本語じゃないのかもしれないけど、なんか、抜擢、って言葉にもにょっとした。辞書的には間違いじゃなくても、感覚的に、「抜擢」って…って思った。誰に向かって口きいてんだというか、今までだってやってたし、というか)マッツの無駄に(笑)高い身体能力を生かしたバトルももっとみたかった~。
 三上さんのお声を聞いてると、シャーロック役ってほんとめちゃくちゃな早口だったんだなって思った。あと井上さんの声はもっともっと聴きたかったよ…。やっぱり…やっぱりカエシリウスのキャラ描写が足りてないですよね?! マッツさんだからなんか保ってる、保っちゃってるけど、せっかくマッツなのになあ…! って気もすごくする。でも、マーベル映画1作目で、主人公と敵キャラ両方を立てるのは、難しいとは思うけど。(そこんとこが異常に成功してたのは『マイティ・ソー』)
 樋口可南子さんすごいあってた。最初に出会ったときにドクターがお茶飲んで「…おいしい」って言ったあとの小声、とかなんかもうそのまんまティルダ様って感じで! 松下奈緒もよかったですよね、二人とも声優初挑戦ってまじかーってくらい。


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肉体派バットマンのベン・アフレックが演じる、会計士兼暗殺者(笑)です。面白かった! 以下ネタバレ



























 でもこれはネタバレしちゃいけない案件ですかー。うぐぐ!
 でもそう、最後近くまでそこんとこが不明瞭で、私があの立場なら…いい感情抱かないと思うし(彼がそうならなかったのは、生まれたときからそれが当然だったからと、彼は彼の一番そばにいたから、彼がすごいことを一番よく知ってたから。なので、全然おかしくはない。彼らを捨てていった母親に中指突き立てる、の描写もあらかじめあったし)、でもそこんとこがああだっただけで優しい世界ですよう!! 萌え案件!! いやH&M案件!! それにしても彼の半生が気になる!
 ベンアフの演技も、はい、説得力ありました…。女捜査官側とどうからむのかなーとも思ってたんですが、余計な邪魔されたくなかったし、あっちはあっちで片付ける、ってのもスマートですねえ。面白かったです。一流暗殺者によるアクション映画の側面と、アクション以外…会計士が彼にしかない技能を使って数字を読み解いていくシーンと、どちらも半々くらいか非アクションシーンの方が多かったかもだけど、どちらも面白かったです。やはり画面で見る天才は素敵だぜー。

 そういやベンアフさん、バットマンの次回作の監督を降板したんでしたっけ? 主演と監督の両立が大変ってことで…。おお振りで、阿部君負傷後の田島くんの4番とキャッチャー兼任のとき、田島くんも同じこと言ってましたけど(自分は4番で打つことに集中したいのにそれができないからくううぅっってなる、と)それめっちゃわかりますわ…。全体見ながらってなると、自分個人のパフォーマンスってめちゃ落ちる。落ちてもなんとかはするけど、落ちた状態が、我ながらほんま、くうぅぅっ! ってなる(笑)。いや来週年に一度のそういう仕事があって、難しい仕事じゃないくせに全体を見なきゃって思うのが今から嫌で(笑)。くううぅ


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昨今ドラマの2大変人天才シャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)VSハンニバル(マッツ・ミケルセン)の殴り合い。
 以下ネタバレ! 結末からかくぞ!

























 じ…自分にキング・クリムゾン!!

 面白かったし、私は好きだし、圧巻の映像美だし、ベネさんとティルダ様の存在だけで観てられるし、ていうかティルダ様素敵すぎるし、素敵すぎるし、吹き替えでもっかい観るつもりだけど、思ったよりわっちゃわちゃした映画だったかなー? 敵が抽象的すぎて難しかったのと、その割りにあんな…あんな小手先の技(言いすぎ。でもそういう描写、軽いかんじの描写でしたよね。あの間何千万回も死んでる、永劫続く死の苦しみ、という描写してなかった)であっさり退くのかー。とか。時間とかなんとか超越した、みたいな存在じゃなかったん? 一個の作品としてはアントマンとかアイアンマンとかすごいまとまりよかったから、脳筋の私的には、好きだけど、作品としてはMCUの中で特別いいとまでは思わなかったかな…。でも、それでも好き。

 ほとんどの人がドクターとは呼んでくれない中、敵のカエシリウスだけがちゃんとドクター呼びしてくれんの可愛くないですか!!
 カエシリウスのお人柄があまり掘り下げられてなくて残念。主人公と同じように高慢で、主人公と同じように癒しを求めて訪れて、でも二人は違った…という対比が描かれていくのかと思ったし、そういう風な前フリ(最初にティルダ様が弟子入りを断ったあたり)だったと思うんだけど。
 パンフにも、悪役でありながら深みのあるキャラクター、筋の通ったヴィランとしてマッツが演じた、というようなことが書かれてたけど、まさにその辺が、私からは描き足りない気がしました。ミスター・ドクターのくだりとか可愛いのに、可愛いのにー。もっとー。せっかくマッツなんだからもっとキャラクターをもっとー。

 最後ベネさんが時間を操ることができるなら、自分の手を事故前に戻すことも、時計を直すこともできるはずだから、それは、あえてしない、今からなすべきことには必要ではないということですかね。ティルダ様を生き返らせるのは…多分やっても無駄なんだろうな? なんならティルダ様は自分で何度も試みてるけど、絶対逃れられなかった死、なんだろうな。

 あんまりな感じで書きましたが魅力的な世界であったことに違いはないので是非もっかい観たい。あんまり、な感じがするのも、このメンツならこれくらいいいのは当然でしょ、的な嫌な映画ファンのワガママです(笑)。


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以前(2016/03/28)の日記で観たいと書いた、悪徳警察官ケビン・ベーコンが、盗まれたパトカーを追いかけて地の果てまで追ってくる映画『コップ・カー』観ました。以下ネタバレ。



























 あーなつかしいなあサンテレビとかで深夜にやってる系だー。夜更かしした中高生の心に、トラウマとか不条理とか無情とかを教えてくれるやつだ。私にとっては『スピリッツ・オブ・ジ・エア』とかがそうだ。

 前にも書いたが、ターミネーターみたいにケビン・ベーコンが追跡してくるのかと思いきやそうではなくて、ホーム・アローンのように子供のいたずらに大人が振り回される…のでもなくて、ホラーか? コメディか? どっちかってーと保安官が可哀想だった。がんばってんのになあ。

 上記のような2パターンは、予告見た誰でもがそう思ったらしく。アテが外れたがっかり、ととるか、意外性! いい意味で裏切られた! ととるかは微妙なとこ。別に面白かぁなかったが、こういう映画を若い頃に見ると人生が豊かになると思うよ。それはハリウッド超大作には与えられない種類の豊さだよ。終盤暮れていく空と、後部座席に座る親友のタイムリミットを感じながら、間に合わないとわかっているのに誰にも頼れずただアクセルをふかすしかない少年、とか、心情が想像できてやばい。ああいうときの暮れゆく空ってそれだけで怖いよね。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』観ました。今まで、半分意図的に、映画作品以外のスピンオフは無視してきたので、これもあまり…興味はなかった…。でもまあ、うん…という感じで観に行きました。


 以下ネタバレ。超ネタバレ。






























 お、思ったより全然よかったです。期待してなかったというか、スピンオフならいっぱいあるんだけどそれらはあえて避けて通ってきたので、『エピソード7』だってルーカス監督じゃないって意味ならスピンオフだし。外伝となればなおのこと。でも、観た人の感想が、結構評判よくて、じゃあまあ、一応観にいくか、ってくらいの気持ちで、なんなら渋々(笑)くらいの気持ちで観に行きました。いやー、ハードル下げすぎたってのもあるかもだけど、ひっさびさに、スター・ウォーズ見終わった! って気分を、十年ぶりに味わいました。

 そう、EP7よりも燃えたのは、ベイダーもオビワンも帝国もいなくなったあとのEP7とちがって、正史と完全同時代の話を劇場でみれて、…序盤は人名が多すぎて結構困ったし、はっきりいってたるかったんだけど、中盤勢いついて、終盤は熱かった…展開がまさにスター・ウォーズだし、泣いたし、いやもうガチ勢的には熱いといわざるを得ない。終盤ほんとよかったな…。
 旧シリーズ観てなかったらどの程度のめりこめるのかな? でも旧シリーズ見ようって気になるよね。そしてヤヴィンの戦いやターキン総督やウェッジ・アンティリーズとかの名前に反応してほしい。新規客に不親切な映画はあまり好きではない私だけど、これは、新規客を今から新たなスター・ウォーズファンにするとこができる逸品だと思う。

 EP7は、この世の中にまだスター・ウォーズの新作がある、というだけで存在に価値があるのだけど、劇場のスクリーンでダース・ベイダーを見たい、的な欲求は全く満たされなくて、その点これはすごく、満たされた…。でもこの作品自体がありえたのも、EP7という激高いハードルをJ・J・エイブラムス監督がちゃんと完走したから、その功績ありきだと思う。新エピソードがあるからこそ、旧時代のこんなおいしい部分を切り出せるんだと思う。

 足かけ40年近く登場してるターキン総督や、ラストのレイア姫をみてると、CG(ですよね?)万歳って思う。こういう夢を叶えるために、CGはあるんだよって。

 主要人物たちがどの程度生き残るのかなあって思ってたんですけど、きれいさっぱり全滅して、お、おおう…って思った。切ない。残してきた本拠地の彼女のおなかに赤ちゃんが、的な希望もなかった。仕方ない、あの設計図だけが、『新たなる希望』なのだから。だからこそ迫り来る死を待つ二人が美しいし泣けたし、そしてあそこでキスシーンとかなくて大変よかったです。あっても文句は言わないけど、いらないよね。それくらいのが美しいでしょう? あの美しい星に、美しい青空に、こつ然と真っ白いデススターが浮かび上がる絶望と熱さと美しさ。んんーどうしようもう一回観に行こうかな…!

 すごく、すっごく、スター・ウォーズだった、という気分がしています。やっぱり、正史と同時代を描く、というのが熱い。熱すぎる…。


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