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ゴールデンカムイ8巻の変態感やばいな。なんていうか、真似できない明るさがまじでやばい。すき。このまんが、なのに割とみんな幸せそうなのがいいよな。前向きというか…。
 『シン・ゴジラ』の感想に、プロフェッショナルが、私にはわからないような難しい用語を操りながら問題を解決していくのがすき、と書きましたが、この漫画も知らないことばかりでたいへん楽しいです。

 さて『X-MEN』新三部作のラストが公開になりました。ウルヴァリンをメインに、教授と磁界王という袂を別った旧友同士が、ミュータントと人類のあり方を巡って対立する旧三部作。ウルヴァリン主人公のスピンオフ(これはまだ進行中)。そして、教授と磁界王の出会いと別れ、過去改変を経て今作『X-MEN:アポカリプス』は、旧三部作からは別の世界線となった新たなる歴史において、最初にして最強のミュータント、アポカリプス(CV:松平健)がラスボスの超大作完結編、ですが、私らの興味は目下、教授と磁界王の数十年に渡る痴話喧嘩にいかなる決着がつくのかということ! 以下ネタバレ!!





































 ん、んんんー?

 いいとこも面白いとこもわくわくするとこもあったし、これはなー…と思うとこもあったんだけど、とにかくラストシーンでトラスクさん(前作の悪役)のロボット兵器が出てきたのが、え? なんで? って思ってそれでいっぱいになってしまった。なんで??
 ところで『X-MEN』の旧三部作、というか、シンガー監督のテンポって、なんか私乗れないなあとずっと思いながら観てて、なのにうまくアメコミ沼にはまれたのと、『DoFP』(前作)がすごく楽しめたのと(今となっては思うところもあるが)で忘れてたが、そうそう、旧三部作のときもこういう感じで全然乗れなかったんだよーって思い出しました。全体に私にとって散漫に感じる。

 じじいになってもあれだけ頑固だったエリックが改心(彼の思想が間違ってるといいたいわけではなく。んー、翻身?ちがうな、心変わり?)するような理由は、特に見あたらなかったかな。あれでまた姿を消した先でも同じことになりそうやし。ミュータントが世界を救った、っていう感謝もいつまで続くかわかったもんじゃないんだから。
 ていうか最終局面にピーターがいた理由が、あそこで息子だと明かさなければ、あまり意味というかピーターの価値がなかった。パパと感動の再会、てのはまあ陳腐かもしれんけど一つの大きな要素には違いなかったはずなのに。いやまあ、陳腐かな。あそこで言い出せないってのも可愛いんだけどね。今更、しかも過去に捨てた女の子供とかでてきたら、世界の破滅とかのテンションじゃなくなるかもな男は(笑)。
 エリックは改心したというよりは、ヤケになって暴れてただけ、と見ると、頭が冷えただけって感じもする。なんか、心の動きがあんまみえないと思ったのは、なにも考えてないからではあるまいか。エリックをアホ扱いしすぎですか。そうですか。
 帰宅して冷静に考えてみると、エリックとストームがアポカリから離反したのは、仲間を、ミュータントの仲間を、切り捨てたから、ということでいいのかな。(それすらもよくわかってなかった私)(でもだとすれば、君らは最初から見る目がなさすぎや。)でもそれと、ラストでなんかX-MENたちと和解したっぽい雰囲気になるのとは、関係ないやん。なんでなん。
 アメコミ友人はこの映画すごく面白かったと言っていて、私なんかよりよほど詳しい人なので、そうか…じゃあ個人の解釈だな…とは思った。でエリックのことも、「原作でもブラザーフッドだったりX-MENだったりするし、今後また変わるかもってことかな?」と解釈してた。そう…いうものですか…。わ、私はなんか、なんの決着もついてないって思った…。というか、人間からすれば大量殺人鬼には違いないし、そのあと脱走してるし、強大な力をおそれた人間は俺たちを攻撃するだろう(だから迫害される前に戦え)、てのは元々の彼の信条だし、その通りだし、今更だし、うん、今更だし。元々だし。
 いやなんか、三部作のラストだから、なんかある程度決着つくと勝手に期待してたんですよ。そしたら全然終わらせる気なさそうで、それって旧作ラストのときも私同じように思って、それを今回シンガー監督が、(不評だった、他監督の撮った旧作ラストを暗に示して)「映画の三作目って大抵駄作なのよ」なんてメタい台詞言わせたアレも、クスッとするよりも、お前が言うなって思っ(以下自主規制)

 あとX-MENってグループ名は、キューバのあとにモイラがぼそりと呟いただけの言葉だったはずで、レイブンたちは知る由もないはずだが。細かい事ですか。細かいといえばモイラが潜入捜査時にカーペットはいだのがきっかけでアポカリ復活、みたいに見えるから、あそこもなんとかしてほしかった。

 最初の方のいきさつがあまり気に入らなくて、つーか弾みで撃たれた矢がぽすっと刺さって、ってなんか…ひどい…。あと妻は誰が殺したん??(友人が言うには矢が奥さんにも刺さってたそうです。うそやんあんなぽすっって感じやったのにめっちゃ強弓…)
 最初のいきさつというと、アポカリはやっぱなんとなくウルトロンとかぶるな。全世界スキャンで全てを理解とか、弱いものが世界を支配してる。間違ってる。なかんじとか。別に悪いこたない。あとカイロの地下から蘇って現代にカルチャーショック受けてるとことかまじDIO様w 車の飾りを指で撫でるとこが旧OVA版のDIO様と一緒!! エジプトってとこがまたなー。

 しかしじっとりとした恋愛ラブサークルであることよ。昔好きやった彼女、とか、あこがれてた人、とか、やけぼっくいに火がつきそうでつかない生焼けww でも昔、『FC』の初期にモイラを挟んだ三角って構想があったときいて、それはやめてくれてよかったなーって思ったんですが、今ならちょっとチャールズといい感じになるのもまあ受け入れられなくはない…レイブンを挟んで無いってのが大きいし、なんか浮かれとるチャールズもちょっと可愛かったからwww でもとってつけた感はあった。チャールズそんなモイラのこと、20年経った今こんな浮かれるほど好きだったか? まあ、20年ぶりに姿を見て、ぶわわっときたのかな。…違うな2度ほど覗き見してたんだっけかこの変態。

 なんかレイブンはFCのころには明らかにチャールズに恋愛感情を持っていたし(チャールズしかいない彼女にとっての、妹としての嫉妬、も半分)、エリックにも男女の関係はあったけど、20年経って、全然恋愛感なくなってスッキリしたなーって思った。レイブンかっこよかった。自立してた。ハンク頑張んなきゃ…。いやハンクも頑張ってるから、これからいいカップルになると思う。
 だから、恋愛とか嫉妬とかじゃなくなったからこそ、エリックに対して家族と呼びかけられるんだな。そしてそれは、その自立は、やっぱりチャールズのもとを離れてこそ得られたものだな。
 というか、新三部作は、驚くほど、レイブンの物語だったんだなあって。主役だよねもう。

 あの強力なアポカリプスにどう対抗するのかっていうのが、チャールズを奪われたらおしまい、というポイントに絞って戦うのはなるほどと思ったし、そこをタイムリミットにするのは大変わかりやすい。反面、前半は、こ、こんなに強力な敵をどうやって倒したらいいんだ?! と思ったけど、後半はなんか、尻すぼみでした。

 いいとこ書くよー。同じ人物の、今までのシリーズとの立ち位置の違い、はすごく面白かった。自分で物事を決められなかった(決めさせてもらえなかった)レイブンが、指揮し指導する、率いる、先頭に立つ立場になったこと。今まで他に己に敵うものがなかったから、いつでも先頭に立って指導者でありつづけたエリックが、初めてその必要がなくなること。世界を滅ぼしかけたジーン=フェニックスが、世界を破滅から救ったこと…。
 モイラもなんか、やってることがFCをなぞってるようで面白かったなww こやつ記憶ないくせに同じことしよるwwwって。

 私は続き物の作品を観るには、出来れば順番を崩さずそれまでの全作品を観てから挑むべきと思ってます。でないと、上記のような良かった点が、軒並み理解不能なシーンになっちゃうじゃないですかー。『FC』だけとか、新三部作だけとかじゃ、だめじゃないですかー。おヒュー様の登場(即退場)だって、ウルヴァリン三部作観とかなきゃじゃないですかやっぱー。「これだけ観ても楽しめるよ!」なんて信じない。(楽しめる人もいる。それは知ってるけど、私にはむり、というか、いやだー。)

 予告でもあった、サイロック姐さんとストームの戦場への登場シーンは最高にかっこいい。
 ナイトクローラーは一点の非の打ち所もなく可愛い。天使。昔のも好きだったけど、これは天使。

 チャールズのグーパンチ。最高だぜ。

 父親が虐殺を始めてる一方で、せっせと人助けをする息子クイックシルバーというのも対比といえるかな。クイックシルバー活躍シーンはほんとかっこいい!! まじクール!! 最強ちゃうかと思ってたクイックシルバーたんが、一度動きを止められてしまえば脆いってのもよかったかな。

 エリチャエリ的にはー。んーまあ、脳内で再会したとたんもらい泣くチャールズとか、最後の最後で『FC』の初対面の夜を思い返すとか、飛んできた鉄骨でエーックス!! とかまあ見所もあるけど。

 まあなんだ、なんか、消化不良というか、観たかったものは、あんまり観れなかった…ような…。
 全体に、予告で見たシーンはすごくかっこよかったのに、て感じ。ウルヴァリンがとくに、予告見たときはホギャー!! ってなったのに、あそう、そんな感じですか…って。絶対全裸だと思ったのに破れパンツ履いてたのも萎えた。着せるか脱がすかどっちかにしろ。(よう考えたらなんで破れとんねん。あの実験にズボン以外が弾け飛ぶ要素ないがな)つーか、『DoFP』ラストの少佐がミスティークの変身だった、という演出は、まるで意味なかったんやな。ちょっと客を脅かしたかっただけやな。

 チャールズがハゲるいきさつは、真っ当なものだったはずだが、どうしても笑う。あんなんどういう理由でも笑うわ。

 なんか、世間の洋画クラスタさんが面白かったという割には、どうして私は乗れていないのだろう、と考えるに、どうにもこれが『X-MEN』シリーズの最終話にふさわしい展開だったとは思えないのですよ。マグニートーは、アポカリプスを倒すのに協力しただけで、和解したわけでもない。(和解する理由があったようには私には見えない。)(和解する事なんか結局ありえないのかもしんないけど…前作の内容からいって、そういう方向を期待したの。私は。)なんか結局、二人の痴話喧嘩三部作(六部作)だと思っていたのに、その決着が、一回世界リセットまでしたのに、大していや全然進まなかった。なんかねー『DoFP』のほうが最終話っぽかった気さえする! どうですか?! 並べ替えてみてくださいよ! 今まで成し得なかった、分かり合えなかった二人の、ありえるはずのない和解、共闘。崩壊した世界を歴史改変によって救いだして、ようやく得られた平和。ウルヴァリンが失くした愛しい女がもう一度この手に戻ってくる。ほらー。なんかこっちの方がシリーズ最後っぽい。
 だからその…なんだ、あれだ、鉄骨エーックス!! だけでなく、二人がもっとあからさまに共闘してくれたらなあ…ってこと…かな、私の要求は…。結局そこなくして、最終話とはいえぬと思っているのかな私は…。だから、観たいものが観れなかった気分なのかな。勝手に期待してただけかもしんないけど。

 今読み返して恐ろしくなった。この間までアメコミなんか全然知らなくて、原作も読んでないのにこんなこと書いて。こんなでかいこと。でも修正のしようもないからこのまま載せるよ…。吹き替えどうしよっかなー。クイックシルバーの活躍だけでももう一回見る価値あるけどなー。
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Twitterで見かけた高評価のなかで、えーと、なんだったかな、「登場人物が全員ジェシー・アイゼンバーグの、会議版マッドマックス」だったかな?笑 今でもちょっと意味がわからないけど、なんとなくつたわるものはあります。私が見た範囲では結構絶賛されてたのですが、見終わったあとは、確かに、なんも悪いとこ無かった! けどこれを世間が絶賛するんだ?とか思いもしつつ、でもやっぱ面白かったと思います。実はすでに2回観た。邦画としては図抜けてると思う。
 隣の席の人的にはあんまり? だったみたい。「面白かったけど、レビューで(5点満点中)4がつくほどかなあ」「最初すでに眠かったって時点でなあ…」 あー、それもわかる。一回集中切らしたら、もう戻ってこれないよねって思う。庵野監督のテンポを知ってるかどうかにもよるかも。ゴジラを観に来たか、庵野監督作品を観に来たかっていう。そこへいくと私は青春をエヴァと共に過ごした世代ですから、毎日、毎日ですよ。エヴァを観てました。繰り返し繰り返し。あのテンポのいいカッチョイイ展開の数々を浴びるように。だからこれも、毎日観たい衝動に駆られるな(笑)。観るっていうか、浴びたい。庵野さんの演出を。

 以下ネタバレ

































 「この映画は円谷英二が生まれなかった世界で、怪獣という言葉が存在しない」という、エキストラに説明されたという世界設定は、まあそりゃそうだ、当たり前なんだけど、言葉にするとかっこいい。円谷英二が生まれなかった世界。

 映画館で予告をイヤと言うほど観たので、逃げ惑う人たちに揉まれる手ぶれ映像、の予告とかもううんざりだったんですけど、ゴジラの尻尾が、民家の頭上スレスレを、すい―――――っっ…と、ただ通過するだけの予告、あれはすごく好きだった。怖さというか距離感がよく伝わってくる。

 お役所仕事なとこも勿論沢山描かれるんだけど、絶望も大きいんだけど、でも希望の物語で、リアルな日本を描きつつも、人々が大変前向きで勤勉だった。首相がどっちもいい人そうで、それだけでも話が早いよな。

 とにかく最初の緊張感。その緊迫感のまま最後までいくんです。日本にいい俳優さんいいっぱいいるなー!! って思いました。椅子に座って会議してるだけでこんなに、こんなに「映画」になるんだもの。(もちろん庵野監督の演出手腕、こまかなテンポやカット割りありきだけど)
 オタクぽい研究者の高橋一生さん、幕僚長の國村隼さん! 國村さんの「礼はいりません。仕事ですから(微笑)」惚れてまうやろ…。進撃実写で名前も思い出せん小物のおっさんやってたとは思えんわ。柄本明はなんか、心労がたたって途中で死んだりするのかと思った…。
 石原さとみはこの映画のアニメっぽさ、娯楽っぽさを一身に背負っていて、異物感ありまくりなのだけど、でも彼女の異物感がなかったら雰囲気がすごく、お堅いというか、華がなさすぎたかなと思う。背広と防災服だけじゃ娯楽作品はやっぱね。

 あと私は「プロフェッショナルが、私には全然理解できない難しい言葉をまくしたてながら問題を解決していく」のを聞いてるのが好き(笑)で、なんていうか…知らない世界ほどいいですね。わかんないほどいい。科学者とか宇宙飛行士ものとか。

 ゴジラが登場してからは、なんでこんなときに誰もエヴァかガンダムを作っておかなかったの?! って思いましたね(笑)。私は子供の頃にもちろんゴジラは観ているけれど、怖いと思ったことはない。当時の特撮を見て、同調圧力に無頓着で共感力にも乏しいく、うわー人の手でこんなものを作れるなんてすごい技術! とかいう感動にも薄い子供には、トクサツの目に見えるチャチさにばかり気を取られて、怖いとか思えなかった。多分、戦後という時代に大人として生きてたら、全く別種の怖さを、感じたのかな? と想像します。放射能、壊滅する都市、避難、破壊…というものにたいして。
 CGもリアルになって、被災と避難生活というのが今の世の中現実的にすぐそばにあって、そこへこの緊迫感とゴジラの造形ですよ。初めて怖いって思えました。
 っていうか最初の這いずる形態の時のゴジラの顔こわすぎません?! 目が絶妙に怖いよなー。開いた口も怖い。ちっちゃい歯が申し訳程度にならんでるやつ。私エヴァで一番すごいと思ったシーンは、「男の戦い」で指揮所のミサトさんの眼前に、壁を突き破ってきた使徒がゆっっくりと巨大な顔を近づけてくシーンなんですけど、使徒って人型をしてるのに表情がないから怖いんだよな。無機質な怖さ。なのに生物っぽい怖さ。生物っぽいのに話が通じなさそうな怖さ。が、あの目に表れとる。

 ゴジラが熱線を放って大破壊を行う、美しくも恐ろしいシーンも圧巻でしたー。美しかったし、怖かった。昔のゴジラをほとんど覚えていないから、新しいのか伝統的なのかはよくわからないけど…。何度でも見たい。

 そしてBGM! 勿論往年の名曲もなんですけど、あのさーエヴァのあの、あのBGM便利すぎますな?!(笑) ていうか前を歩いていた50代くらいのおっちゃんが、「踊る大捜査線の曲がかかるから、ゴジラ観てるんかなんかわからんくなった」って言ってはりました。ち が う ー(笑) でもまあ年代的に、エヴァ見てなくて躍るは見てたんだろうな…。
 エヴァも勿論思い出すけれども、同じくらいパトレイバーを思い出しました。謎の科学者とか、東京を縦断する実況とか、いたるところが! 旧OVA版の『4億5千万年の罠』とか、『廃棄物13号』とか。もちろん往年の特撮を意識して作られてた回ですから、彷彿とさせるのも当然なんですが! 特撮で育ってきた、ってわけではない私が思い出すのは、むしろこっちのほうだったという。

 「場所がニューヨークでも、彼ら(アメリカ)は同じ判断をする」、というのは、あーそうだなあそこがアメリカのぶれないところだなあと思った…。やるよねアメリカは。

 ラストもね、あれっあっさりだなって思うんですけど、終わってみるとあれめっっちゃいいと思ったんですよ。あそこで抱き合って喝采をあげて明るい華やかな音楽が鳴り響いて紙吹雪が舞う、のは、ハリウッドだよねー、という皮肉というか、ここは日本で、これは日本の映画だぜ!! というパンチな気がして胸がすく思いでした。あっさりすぎてまだゴジラ動き出すんじゃないかと思わせるんだけど、ピクリとも動かないのもいい。あれ動かしたら台無しやからな!!

 「シン・ゴジラ面白くなかったって言うやつなんなの? ばかなの?」みたいなぐらい絶賛派の意見が強いのですが、でもこれ、楽しめなかったパターンも、なんとなくわかるんですよ。なので楽しめてよかったなあ、って感じです。もっかい観たいけどキリがないのでやめとく…。

ジョジョ4部アニメ

 まとめて見た。音楽かっこいいなくそっ! 作画の感じまた変わった? 3部はリアルな感じだったけど、背景のポップさにあわせてるのかな? 1、2部の頃に戻ったような。4部のまずなにが良いかって、アンジェロが家族を狙うというエピソードが冒頭だってとこだと思います。これは中盤だと普通のお話になっちゃうとこだけど、まだ丈助の性格もつかめてないころに登場するってのがいい。
 ジョジョのどの部が一番面白いか、は、永遠に答えのでない問いだけれど、一番好きなエピソードなら、私は4部のネズミ狩りの話なのではやくみたいなー!
 久しぶりに見たからピンときてなかったけど、なんか普通のアニメっぽくなったなか全体に? 書き文字も少なくなった気がする…ていうか神風動画のopじゃなくなっただけでこんなに濃さが薄れるんかww 90年代(作中の時間軸)アニメ風、みたいなそれ自体は嫌いではないけど。今のところ、1話冒頭の入り方はすごい良かったけど、それ以外はすごく普通ー。もっとひたひたと迫り来る恐怖感とかを所望する。
 声の演技も割と軽いめ…? 小野友樹梶裕貴とかって最近のアニメっぽすぎて。悪くは全然ないんですけど今っぽすぎる! 虹村形兆が濃くてよかったな…洋画の吹き替えっぽさ。ゲームで梶さんのやってたジョニィの「レッスン5はこのために…」という、予告PVでも使われていた台詞、あの演技の悲壮感が最高だったので、今後SBRまでアニメになっても、もう梶さんでは聞けないのかーとかは残念。
 山岸ゆかこ回は割と良かった…こういう、日常回が良いのがジョジョにいいとこだよなー! すげえ圧迫感のある女よのうwww 露伴先生回もよかった!


『ウォッチメン』

 私割と、話が詰め詰めでないとダレて観る気が失せるほうみたいなので、この監督すごく、スローモーション多用するじゃないですかー。それだけでもう若干、あと20分短くなるんちゃうかって思っちゃうのー。でも映像美に偏執狂的なこだわりを感じる。それをみせたいがためのスローモーション。
 途中話についていけなかったんだけど、Wikipediaとかみてると、キャラを掘り下げて見ていくものかな? と思い直しつつ。ロールシャッハさんがキュートかな?
 面白い映画かどうかはよくわからなかったです。この監督の映画はやっぱなんか重苦しい。『300』はなんか、半裸のスパルタ人が剣持って集団でうぎゃーなのが妙に面白かったのだけど(笑)。
 ラストの展開は結構、すごく、たいへん重かったというか、こういう議論って色んな作品で登場するじゃないですか。100万人の犠牲によって、60億人が救われるのだ、みたいな。それは大抵悪役の台詞で、主人公達に倒されるんですけど、…実際それが間違ってるとは言い切れなくて、一度実際にそれやってみれば、悪役の方が正しかったと証明されちゃうんじゃないの、みたいな気も、するじゃないですか。それをやってくれたというか。やっちゃってくれたというか。でもラストにその、犠牲の上に訪れた平和を崩すかもしれないロールシャッハの手記が映って、結局、「100万人の犠牲」は平和への近道に見えて、結局ズルだから、ズルは暴かれるから、崩壊する、っていう未来も示唆してて、…結局なにが正しいかはわからないんだけど。

 出来は荒かったような気もするけど、途中までちょっとナメてたけど、かなり重要なテーマをいくつも扱ってた気がする。そんな映画。


『ゴッサム』シーズン1 12話まで

 悪徳と暴力の町ゴッサムで、将来バットマンとなるブルース・ウェインの少年時代を、ゴードン刑事をメインに描くドラマシリーズ。
 1話観ただけでも漫画にでてくるみたいなキャッチーな悪党がいっぱいでてくる! …漫画か! 最初から漫画だった!(混乱)
 一人一人の濃さというか変態度は高くはないんだけど、なんというか漫画的…いやあたりまえなんですけど!(笑) そしてその中に咲く一輪の無垢な花、ウェイン坊ちゃん(バットマンさんの少年時代)の高潔な美しさよ。しかしその瞳に宿る強い光よ。バットマンの世界観には詳しくないので、ちょいちょい調べながら観ました。あとキャットウーマンちゃん(たぶん)がかわいい。
 ペンギンさんという人が中でもただならぬ気配すぎて、出てきた瞬間ググった。バットマン世界では後に大変な悪役になる方なのね。
 でも名前がいっぱいでてきて、時によってファーストネームで呼ばれたり、ファミリーネームで呼ばれたりなので理解がたいへんでした。原作の勉強不足だわあ。

 一番期待してるのは執事アルフレッド! も、もう、急にでかい息子ができて育児ノイローゼ気味というか、いろんな育児の本見てチャレンジしてるんやろうなって…(ホロリ)一緒に体を動かして、スポーツを通じて一体感を! とか、子供が悪いことをしたときは、愛情をもって叱りましょう、とか…。

 『バットマンVSスーパーマン』で思ったのが、このヒロイン60年代から来たのかよってことでした。マーベル映画のヒロインの武闘派率は高すぎるとは思うけど、DC映画のヒロインは、ほんとあの槍拾いにいったら戻れなくてスーパーマンが助ける、のシーンはもはや一芸といえる。
 こっち(ゴッサム)のヒロインも別種のうざさ。刑事の恋人の立場にいてさー「隠し事はいやなの。私には何でも話して」っておかしくないか。敵のスパイかと疑ったぐらいやわ。ほんで職務上のことに踏み込んでくるって、疲れて帰ってきてそんな彼女家におるってなあ…。だけじゃなくて職場にきてその話って、怒っていいとこじゃないの? ゴッサムでは当たり前なの? そして危険から遠ざけるために街からだしたのに、のこのこ戻ってきてマフィアの大ボスにカレヲタスケテーって訴えてそのまま捕まって切り札にされるってなんなの? ギャグなの? 死ぬの?

 BVSの映画がイマイチで、映画展開においてマーベルに随分水をあけられたDCコミックスが、映画の路線を明るめに転換することも視野にいれてる、みたいなニュースを読みました。…うーん、まあ、端的にゆってそこは確かに問題なんだろうけど、かといって、「そこ」で、マーベル映画と同じ土俵で、戦っても仕方ないんじゃないかなあ。勝てないんじゃないかなあ。
 じゃあどうしたら、って話になると、…この『ゴッサム』と、あとまだ公開前ですけど『スーサイド・スクワッド』が面白そうなのを観てると、私この、「魅力的な悪役路線」が、マーベル映画と並び立つ、ひとつの方向性ではないかなと思ったりする。素人目には。

 なんかちょっと、いつまでもカノジョにいらつくので一回中断。ブルース坊ちゃんのその後には大変興味はあるが、まあ、うん…。

新連載始まった時から気になってて、あまりにジャンプらしからぬ絵柄と雰囲気の、小学館臭というか『人魚の森』のときの高橋留美子みたいな絵柄の和風漫画、1巻出てたので買いました! というか結構頑張ってほしいと思いつつ、そんな私ですらも未だにタイトルの記憶があいまい(笑)。何から何までジャンプらしくない。タイトルは『鬼滅の刃』ですが、タイトルで検索すると予測で「鬼滅の刃 打ち切り」って出てくるの笑う…。まだ連載中ですから!! 掲載順もそんなに悪くないですから!! でも誰の目にも打ち切りを心配させる何かがある、のだな…。ねずこ可愛いよねずこ。




 やっと『デッドプール』観ました!! 以下ネタバレ

















 ば、バンドゥー!!!(タクシードライバーの人の恋敵)

 ようやく観ました!! ネガソニック可愛いよネガソニック!!! っていうか、今年一番イカす名前だと思います、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドって!!! かっこよー!!!

 映画ネタは半分くらいわかったのかなあ…。制作費制作費って言われてたけど、大作で潤沢な資金があれば、最後もっと遠景でスペクタクルな映像でクライマックスなんだろうなー。終わり方はこじんまりしてた気がします。でも貧乏くさくは決してなくって、アクションは文句なくすごいし、のるのる(主演の人)の演技も、この映画化にかける情熱も経緯も、そして作品の出来も胸熱でした! しかしX-MEN DoFPでの歴史改変がこの映画化に繋がったというのがまた胸熱ですねー。あれがなければ、同一の世界観にもう一度デッドプールが登場することなんて、なかったもんね。そしてウルヴァリンZEROもっかい観たくなるな逆に。

 てかドーピンダーさん(タクシードライバーの人)めっちゃ良い人! 聖人かよ!

うっアベンジャーズでウッーウッーウマウマ動画なんかあるのかーかわいいなー! バッキーがいないのは公開前だからかー。ロキのコートの動きに並ならぬこだわりを感じる。

 そして『シビル・ウォー』感想としてちまちま書いてたのを今更。以下ネタバレ


































 盛り上がりが割とすっと落ち着いたのは、自分的にステバキ成分が足りないと感じてるのかな? だがピタトニが今後桃源郷のような気がしてきました年下攻がだーいすきです! というかCAWSの時のバッキーうつくしすぎた。神がかってた。いや今もかっこいいけど、ヘアメイクさんが変わったのかな…。CAWSのとき美少女みたいでしたよね。(真顔)
 字幕を観終わった直後には、今になってこれでキャプアメの映画終わったんかーと深い喪失感に襲われました。だってもう…公式でキャップとWSがでかでかと扱われることはないんやん…。眠り姫すぐ起こされるにしてもさあ…。普段グッズはパンフ以外は買わないんですが、重すぎて一度諦めた回転キーホルダー買いに公開2日目に映画館行ったらもうなくて、3館回ってやっと買えました。公開1週間経って吹替え観に行った時は、もうステーションシネマはパンフも売切れでしたよ!

 そしてそのキーホルダーが重すぎたせいで、カバンのファスナーが重みで開いて、財布を落としました。

 終電間際の梅田で財布を落とすなんて、絶対戻ってこないと思ったんですが、警察いったらちゃんと拾われていました。なんにも盗られてなかった…。そして警察で中身を聞かれて、「あ、あとチケットが一枚入ってます」「なんのチケット?」「…ミュ、ミュージカルの」「なんてミュージカルですか」「…ミュージカルテニスの王子様です」と答えさせられたのがその日のハイライト。

 なわけで前回書き零したところなどを追記。なんか今となってはいろいろ議論しつくされたことばかりで今更日記に書き残すようなことでもないと思うが、前回感想「その1」としてしまったので(笑)一応残す。

 最初、原作『シビル・ウォー』のストーリーをつまみ聞いて、つまるところ「ヒーロー登録法案に反対派と賛成派で戦う」というあらすじなのかと理解していて、ふーんそれってキャップ反対するんやーちょっと意外? なんて思ってたんですが、まあ、意外は意外だったんですが、なんかあんまり関係なかったw いや上のひとたちとトニーは協定のはなしをしているつもりだけど、キャップの中ではバッキーの問題が大半を占めているから。
 で2回目を観ると、ほんと1回目と視点が変わって、やりきれなくなりました。1回目観た時キャップの行動になんも悪いと思わなかったけど、2回目は、むしろ、トニーさんの行動はやっぱ仕方ないよね正しいよね…? という気分になった。だってあんなん、どっちに転ぶかはわかんないじゃないすかー。いやね、今『ウォッチメン』ていう映画を観てる途中なんですけど(長くて一回中断してる)、悪を「監視(ウォッチ)」するヒーロー「監視者(ウォッチメン)」なんだけど、じゃあそのウォッチメンを一体だれが監視するのだ、という問題が生じて、結局解散に追い込まれるんですね。彼らにも色々問題があって野放しにはできなかったんですよ。野放しには、できないんですよやっぱ。
 なんだから、個人としてはそりゃワンダの気持ちもスティーヴの判断も鷹さんの言い分も、充分理解できるけど、自分が管理側に立ってれば、トニーと同じ判断をするしかないと思うのですよ。そのグループを自由に行動させた結果生じた問題で、責められる立場の人間としてはね。
 でもMCU内でもAOSでコールソンさんが選んだのは、意思決定を複数で決議すること。それは確かに縛りが生じるけど、やっぱりセーフティーとして必要だと判断したわけで、アベンジャーズにもなんらかの、監査なり決議なりの意思決定のシステムが必要とは思う。でもむりやとも思う(笑)。

 で今回はその判断が、悪い方に出た。たまたま。
 ただ実際トニーも甘く見てたんだと思う。一回権限を国連とかに委ねてしまうと、もう主導権を握れない。そして能力者だというだけで、留置ではなく収監されてしまう。登録される=ろくな捜査もなしに逮捕監禁、になってしまう、その問題はむしろ、鷹さんが猛反発していらっしゃった。あとエージェント・オブ・シールドS2で思った、超能力者の脅威、みたいなもんもあんまり関係なかったw キャップはいつまでコールソンの生存を知らないままでいるのかww そしてまったく呼んできた意味がわからなかったマーティン・フリーマンさんの出番の少なさ。今後活躍するってことなのかなあ?

 なんか世間にはキャップdisの意見もすごく多いらしく、え、ええーそうなん? って感じ。ま、まあ主人公補正で美しくかかれすぎかもしれないとは思うけど、なんてゆーか、自分が組織の上の方の人間だったらトニーさんの判断をするし、下っ端だったらキャップと同じように動きたいだろうな、と思うのよ…。立場で変わるじゃない、判断って。
 逆に、それは正義ではないとわかってることでも、自分個人的にはそこに目をつぶることはできる。でも、部下にそれをさせるのは嫌だー。私が責任あるポジションを嫌うのは、そういう理由だ。気楽でいたい。

 どなたかの意見で、キャップは、迷ってないし苦しんでいないと。本人はなにも地位にも名誉にも立場にも盾にも執着していないから、そう楯すらも、キャプテン・アメリカという名すらもあっさり手放してしまうと。なにも苦しんでないと。なるほどーだからあんだけ苦しんでるトニーさんがかわいそうに見えてくるんやな。スティーヴはほんとに自由だ。それはほんとに孤独だってことだ。彼は何も持ってない。だから強いし迷いがない。だからトニーがより辛そうに見える。強い肉体すら、もともと自分のものじゃないものね。
 そうや飛び立つヘリを素手で止められるかチャレンジ! これ最初に予告とかで観たときは笑っちゃいつつもすっごいシーン! だと思って楽しみにしてたんだけど、まさか乗ってるのがバッキーで、バッキーを捕まえちゃうためにやってたことで、しかも、素手キャッチ成功してたんやねまじマッチョ…。絶対あのあとヘリは逃げ去るんだと思ってたのに…。
 バッキー。そっか、「博物館で見た」っていったときは、スティーヴが迷わないように、よそよそしくしたってこと? 死ぬときゃ死ぬ、って言ってたんだもんね、スティーヴの辛さが少しでもましなようにってこと? それがビルの地下から屋上まで駆け上がりヘリコプター素手キャッチ、の凄まじいスティーヴの自分への執着を見て、諦めて、「お前靴に新聞紙詰めてたろ」って、ちゃんと昔のバッキーだって白状したのかな。そうなれば、バッキーが、例えトニーの復讐がなかば正当なものであっても、スティーヴの目の前で死ぬなんて、こりゃだめだ、これはスティーヴにとってダメだ、俺は簡単に、少なくともスティーヴの前で死ぬわけにはいかない、と、あがくことを決意した…?
 そうなんだよーバッキーが死を選ばない理由があるとしたら、スティーヴが後悔するだろうってことだけなんだよ。まあトニーに殺されない理由は、多分後からトニーさんが後悔するだろうし。冷静になってそれでも殺す死んで償えというのならやぶさかではないが。みたいな。

 スタークさんスタークさんつってピーターがどストレートに愛をぶつけてくる可愛いピタトニ絵とかをいくつか拝見したのですが、なんかそれがすごく癒されるなあって思うのは、今トニーがあんまり辛くて、トニーに無条件で好きって言ってくれる慕ってくれる存在がいてもいいんじゃないかと思ってるんだろうな。アニマルセラピーに過ぎないにしても、トニーのことをちゃんと味方してくれるのが、怪我したローディだけってのはな…。あまりに辛いな…。元々その構図、トニーにはペッパーとローディしかいない、って構図はあって、それはおいしかったんだけど、アベンジャーズの中で今あまりにもトニーが孤独だからさー。

 ヴィジョンの語る、ヒーローと敵の因果関係は、そんな馬鹿な話があるかい、と思う反面、メタな視点で言うと、その通りなのが困ったものですね(笑)。映画にヒーローが登場するからヴィランも登場する。ヒーローが強くなるからより強い悪役が登場する。もうそのとおりです。因果関係という他ない。事実だ。

 『LEFT HAND FREE』はスタッフロールで流れるエンディングテーマなんですね。となるとこれは楯を手放したキャップのことか。「何も持たない左手」という感じのニュアンス?

 冒頭ラムロウさん心中未遂のシーンを見直すと、あのひとほんと自分とキャップとバッキーのことしか口にしてない。命賭けて心中未遂しようとして、そう、最初からどうせ無理だとわかってると思うんですけど、命賭けてじゃあなにがしたかったのかっていうと、「キャップの心に引っかき傷をつけたかった」んですよきっと。あんな短い残り時間の中、他の話を一切しないのは、その時間フルに使ってできるだけ大きくキャップを引っかいてやりたいの。それだけなの。彼が望んでいるのは、それ、だけ、なの!!! そんな心境に陥るまで一体どんな愛憎が心の中で渦巻いていたのか。ああでも吹替えは「合流は?」「しない」だったな…。「必要ない」のままでよかったのに。
 しかしバッキーからのスティーヴへの「伝言」は、あれはいつ聞いた言葉なのかな? 「あいつお前のこと覚えてたぜ」だけなら、CAWSの洗脳しなおしシーンのことだと思ったんだけど。その後にラムロウとバッキーが会う機会があったの? それとも嫌がらせのでまかせ? その割にはバッキーが言いそうな事なんだよな。

 ブラパンさん単独映画にどうもバッキーが出そうな流れ? で眠り姫まじすぐ起こされそうなのが大変うれしいですw ブラパンさんとか今回全然期待してなかったキャラだったんだけど、すごくいい人で、すごく、うーん期待してます! たのしみ!